一日散歩きっぷで行く地球岬・ウトナイ湖の旅(1)
6月18日、ついに北海道でも移動自粛制限が解除されたので、JR北海道が発売している一日散歩きっぷを使って、室蘭市の地球岬と、苫小牧市のウトナイ湖に行ってきました。
かなり歩くことになりました…(笑)
早朝の札幌駅をスタート
朝5時半過ぎの札幌駅からスタートです。
まだ朝が早いので、あまり人がいません。とても静かです。
さっそく駅に入り、今日使う切符を購入していきます。
今日使うのは、札幌の周辺の普通列車が一日乗り降り自由となる、一日散歩きっぷです。
土休日しか発売されていませんが、2,540円でこれだけのエリアが乗り放題というのは、とてもお得だと思います。
改札を抜けて、ホームに向かいます。
札幌駅のホームに上がるのもかなり久しぶりです。
札幌に引っ越してきた時以来です。
札幌駅の始発列車である、5時50分発の快速エアポートに乗車します。
電車に乗るのも引っ越してきた時以来です。
乗客は3割ほど。
始発だからか、コロナの影響か分かりませんが、少なかったように思います。
電車に揺られながら朝の札幌の街を眺めます。
電車に乗って旅ができる、ということが、本当にうれしかったです。
30分ほど乗車して、6時24分、南千歳駅で下車します。
列車を降りると、
なんと駅からANAの飛行機が止まっているのが見えました(少し見にくいですが…)。
次の列車まで少し時間もあるので、近くまで行ってみることに。
見えてきました。
かなり多く止まっています。
6機もいました!
コロナの影響で、出番を失ってしまった飛行機なのでしょうか…
前来たときはこんなところにいなかったと思います。
再び駅に戻り、6時57分発の普通列車で苫小牧に向かいます。
途中窓の外を眺めていると…
広々とした景色が広がります。
札幌から1時間ほどなのですが、北海道らしい景色です。
20分ほどで苫小牧駅に到着です。
ここでも次の列車まで少し時間があるので、駅の外に出てみます。
駅の外観です。
かなりさびれている感じがします…
少しだけ周辺を散策してみます。
歩いているとこんな看板が。
気を付けます…
苫小牧と言えば工場が多いイメージです。
駅から歩いて5分ほどのところで、王子製紙の工場の看板を見つけました。
少ししか歩いていませんが、駅に戻って次の列車に乗車します。
乗車するのは7時50分発の東室蘭行きです。
実はこの列車は札幌始発なので、初めからこの列車に乗ってきても良かったのですが、あまり長時間同じ列車に乗るのは良くないだろうと思い、何本も乗り継いできたのです。
30分ほどで白老駅に到着。
駅に着く前、民族共生象徴空間「ウポポイ」が見えました。
7月12日に開業するようですが、当面の間は入場規制などがかかるかもしれません。
落ち着いたら行ってみたいと思います。
1時間ほど乗車して、東室蘭駅に到着です。
すぐに室蘭行きの普通列車に乗り換え、終点の一駅手前、母恋駅で下車します。
この駅が今日最初の目的地である地球岬の最寄り駅です。
最寄り駅といっても3㎞弱はあるのですが…
地球岬へ
母恋駅から地球岬の近くまではバスが出ているようですが、歩いていきます。
最初のほうは市街地、といった感じで快調に飛ばしていましたが…
途中から上り坂になり、ペースが落ちてきます。
かなり急な上り坂でした。
しかし、登ったらご褒美もあるもの。振り返ってみると、
室蘭のシンボル、白鳥大橋がきれいに見えました!
その後もさらに登っていきます。
この坂を上ると海が見えそうです。
猫が頑張れと言ってくれているようです(笑)
坂を上りきると…
青々とした太平洋が広がっていました!
とてもきれいです。
頑張って歩いてきたかいがありました。
ここは金屏風というところのようです。
両側に断崖絶壁が広がっています。
なかなかの迫力です。
地球岬に行く前に、反対側にあるトッカリショというところに行ってみます。
坂道でしたが、歩いて10分程でした。
この辺りは海にもやのようなものがかかっていて、幻想的な感じでした。
こちらも断崖絶壁です。
青い海に白い断崖、緑の丘と、とてもきれいでした。
この景色を眺めながら、朝食をとることにしました。
もう10時頃なのですが、列車の中で食べるのはやめておいたほうが良いかと思い、何も食べずに歩いていました(笑)
この景色を眺めながら食べたコンビニのパンは、いつもよりおいしい気がしました(笑)
軽い食事を終え、地球岬に向かいます。
20分ほど歩いて、ついに到着です。
大きな地球儀が置いてありました。
地球岬の名前の由来はアイヌ語で断崖を意味するチキウ、だったと思うのですが、完全に地球押しですね(笑)
そして展望台に向かうと…
この絶景です!
海の色がとてもきれいでした。
また、本当に360度ぐるっと見渡すことができます。
地球の丸さを実感できる場所、などと観光案内に書いてありますが、本当にそうでした。
また、天気が良かったので、噴火湾を一望できました。
駒ヶ岳もとてもきれいに見えていました。
海を見たのも久しぶりですが、やっぱり海は良いものです。
地球岬にはまあまあ人がいました。
ほとんどの人が車で来ていたようです。
地球岬には人がいましたが、最初に行った金屏風やトッカリショは、車の人は通過してしまうのかほとんど人がいなかったので、静かなところで絶景を楽しみたいという人はそちらが良いかもしれません。
地球岬の絶景を堪能し、また歩いて駅に向かいます。
行きは母恋駅から歩いてきましたが、帰りは別の道に行ってみようと思い、室蘭駅を目指すことにしました。
室蘭駅までは4キロちょっと。
少し遠いかなと思いましたが、まあ歩けるだろうということで行ってしまいました(笑)
実際かなり遠かったですが、歩いているといろいろな発見もあるものです。
またも断崖絶壁を見つけたり、
駒ヶ岳がきれいに見える場所があったり、
いろいろな絶景に出会えました!
車に乗っていると気づかない景色に出会えるのが、徒歩旅の魅力だと思います。
しかし、疲れることは確かです(笑)
結局1時間ほど歩いて、やっと室蘭駅に到着です。
面白い形をしています。
とてもきれいな駅舎でした。
列車まで時間があるので、少し室蘭市内を散策してみます。
商店街はシャッター通りになっていました。
かなりさびれてしまっています。
本当は写真にも看板が写っている測量山というところに行ってみようかと思ったのですが、徒歩50分ということが分かり、やめにしました(笑)
また室蘭に来ることがあれば行ってみたいと思います。
長くなってきたので、今回はここまでにします。
次回は苫小牧市にある、ラムサール条約にも登録されているウトナイ湖に向かいます。
ここまでですでに12kmほど歩いているのですが、さらに歩くことになりました…
読んでくださってありがとうございました!